君が好き

_再会_




クラスの男子が馬鹿
やってる…。

今のあたしにには
本当に馬鹿馬鹿しく
思う。

自分も昔はあんなんだった
のか、と本当に恥ずかしい。

ナリヤン…
所謂不良ぶってる奴…
そんな奴は不良を馬鹿に
している様で、ナメられて
いる様でウザかった。

勿論不良な奴もいた。

あたしは教室の窓を眺めては
屋上へ行くという生活。

別に授業何て出なくたって
学力もそこそこだったし、
友達だっていてもいなくても
同じ様な生活だった。

いつもの様に屋上へ行った。

皆はあたしのことを
普通の大人しい仔としか
見ていないみたい。

そんなのを正直
可哀想に思う。
本当のあたしは違うから…。

屋上には先客がいた。
なんとなく隣に座るしか
なかった。
他にあいてる所はある
とは言え、汚かったから。

寝っ転がって大空を
見上げた。
…でも何かの視線を
感じる。

でも無視。
隣の奴は所謂ヤンキー。

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