風のエアリア
 エアリアは息を弾ませて微笑んだ。また息を止めて緊張していたらしい。
「違うんだよ、エアリア。そうじゃない」
(せーの)
(ちょっと待って、まだ早いわよ)
(だって、鳴ってるだろう、復活のベルが)
(でもまだ十二時を過ぎてないわ)
(どうでもいいわい、息子よー)
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