風のエアリア
(え? ……て、今、誰かに呼ばれたような)
エアリアはすごいだろう、とばかりにアラームを鳴らし続ける目覚ましを見せつけた。
「なんだよ、まだ理由もいってないのに」
「うるさいな。私がおまえのためにどれだけきりきり舞いさせられたと思うんだ」
「は、話なら後で聞くからさ、ちょびっとだけ待ってくんない? あと数分なんだよ。あと数分で……」
エアリアはすごいだろう、とばかりにアラームを鳴らし続ける目覚ましを見せつけた。
「なんだよ、まだ理由もいってないのに」
「うるさいな。私がおまえのためにどれだけきりきり舞いさせられたと思うんだ」
「は、話なら後で聞くからさ、ちょびっとだけ待ってくんない? あと数分なんだよ。あと数分で……」