裏生徒会部


学校に着くと、グラウンドなどでは暑い中、部活があっていた。

私は校舎の中へと入り、講堂へと向かうべく、渡り廊下を通る。

そういえば、劇って何するのか聞いてなかったなぁ。

講堂の扉を開けると、全員の視線が私へと向いた。


「遅いよ、静音ちゃん」

「央先輩っ!せっかく来てくれたのに失礼ですよ」


ゆいちゃんはなんて天使なんだろう…。

そして久々に見た、生徒会役員の全員集合。


「ほはよぉ~」


もぐもぐとパンを片手に喋りかけてきたのは給食委員長である、浅倉 潤(アサクラ ジュン)。

給食委員長が凄く似合う人。

理由は大食い。

…なくせに、全然太っていないというなんとも羨ましい……。

そして勝手に『浅浅同盟』というわけのわからない同盟に加入させられている。

同じクラスでもあるため、仲は良いほうだ。


「おはようございます」


ゆっくりと淡々に挨拶してきたのは、環境・美化委員長の岡本 華(オカモト ハナ)ちゃん。

物静か。クラスは違うけど同じ2年生。


「静ちゃん、久しぶり。会わない内にまた一段と可愛くなって……」


立ち上がり、ぐっと私との距離をつめる。

この人から近づかれるのは慣れたもので、軽く押し返す。


「上坂さん。いい加減にしないと…目潰ししますよ」

「おっと…それは困るな」


3年生の集会委員長、上坂 亮一(カミサカ リョウイチ)さん。

ただの女タラシ…柊也とは全くもって正反対の人物だ。

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