裏生徒会部


いや、そもそもなんで中西くんは部室にいるんだろう。

確か部活してるって言ってたはず。


「中西くん部活は?」

「部活は両方とも今日は休みやねん」

「両方ともってことは掛け持ち?」

「せやで。新聞部と家庭科部」


新聞部…って栗原さんと笹島さんのいる新聞部だよね。

たまに行くけどいつもあの2人しかいない。

中西くんなんて1度も見たことがない。

それに部活は最低5人いないといけないから、あと2人はいるはずなんだけど…その2人も見たことがない。


「本当に新聞部に入ってるの?見たことないけど」

「入っとるで。まぁ先輩がバカップルやさかい、俺含めて3人とも全く顔出してへんけどなぁ」


バカップルな先輩…うん。栗原さん達のことで間違えなさそう。

改めて考えてみると毎日行くのは色んな意味で辛い。

行ったとしても、あの雰囲気に耐えれずに帰ると思う。


「部員5人ギリギリやさかい、辞めたら廃部になるやろ。せやから辞めずにいるんや」

「なるほど。で、家庭科部っていうのは何をやるの?」

「裁縫とか料理とかまぁ授業の家庭科でやることとかやな。あと家庭菜園みたいに色々育てたりもしとるんやで」


中西くんが裁縫や料理、それに家庭菜園…

想像してみたが似合わない。

というよりできそうにない。


「浅井さん、なんか失礼な事思ってへん?」

「な、何も!思ってない思ってない!」


中西くんの疑いの目は妙に鋭い。



< 431 / 739 >

この作品をシェア

pagetop