《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜
「バカ………」



ホントに、なんて
自信満々で偉そうで。



それに……イジワル。


1日中歩かせて、最後には
こんなに驚かせて。



(もしあたしが断ったら、
どうするつもりだったのよ……)



なんてね。



わかってる。

そんな胸の内の囁きは、
単なる悔しまぎれの
強がりにすぎない。



そう……悔しいけど、降参。



さっきまでの怒りも、もう
全部吹き飛んじゃったよ。



今は――ただ嬉しくて、
あふれる涙が止まらない――…。



「ホントに――あたしで、
後悔しない?」



嗚咽まじりのかすれる
声で、あたしはそっと
柊弥に尋ねた。



柊弥はすぐに、あきれた
ようにフッと笑って、



「するわけねーだろ。

今さらなこと聞くんじゃ
ねーよ」
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