《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜
――そうして何度も
お互いを求め合って、
時間もわからなくなった頃。



柊弥はあたしの胸元に
優しいキスをひとつ
落として、ようやくその
体をトサリとベッドに横たえた。



仰向けになった柊弥に
寄り添うように、あたしも
隣で少し体を丸めて横になる。



裸の肌が触れ合う部分は
まだすごく熱いけど、汗が
徐々に二人の体を冷やして
くれてた。



柊弥はボンヤリと天井の
方を見たまま、



「梓。

お前マジで、ヤバいぜ」



まるで独り言のように、
あまり抑揚のない声で
そんなことを言う。



「え?」



意味がわからず首を
動かして覗き込むと、
柊弥はやっとチラッとだけ
あたしを見て、
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