女王蜂と、蛇。


洸くん家に行くってことは
私の隣の家に行くんだよね
つまり、ずっと一緒に歩く..


「麗花って、女らしいよな」

「えっ!?私ですか?!」

「お前じゃなくて、お前の名前」

「あ..名前、ですか」

勘違い。
何か梅沢先輩と居たら
自分が空回りしてる気がする

「その名前好きか?」
「あ、結構好きです」
「ふーん」

「梅沢先輩は自分の名前好きですか?」

「かなり嫌い。」

「何でですか?」

彼は私を横目で見つめた後
一息ついて話し始めた。

「女みたいな名前だから嫌い」

「え?」

「俺、由妃って言うんだけど
理由の『由』に、お妃様だっけ..?
その『妃』って書くんだ。」


変わった名前だな..
でも、すごくいい名前

「いい名前じゃないですか」

「女みたいじゃん。
だから、お前の名前も嫌い」

「え」


< 14 / 51 >

この作品をシェア

pagetop