君がいれば・・・②
「おじい様、モデルの件ですが、」


ドンヒョクは席に着くと食事を始めている祖父に言う。



「ああ お前が選んだ中から選ぶんだったな」



祖父はいつになく機嫌よく言う。



「はい 食事が終わったら選んでください どれも美しい女性ばかりです」



シンは食事をしながら聞いていた。



毎年、JOY化粧品のイメージモデルをこの時期に決めている。



シンもイメージモデルになった事がある。



そこから俳優としての道が開かれたのだ。



******



祖父は書斎でドンヒョクが選んだ10名のモデルのプロフィールを読んでいた。



最後から2枚目に祖父は手を止めた。



「この娘は……チェ・ユナ……チェの孫か」



黒髪のボーイッシュな娘の写真を見る。



チェと言うのは一族で経営している財閥の長で親友だった。



その孫がモデルをしていたとは……。



ドンヒョクが選んだ中で、誰よりも美しい娘だった。





< 162 / 256 >

この作品をシェア

pagetop