君がいれば・・・②
部屋に入ると、瀬奈はまだ眠っていた。



「セナ」



シンの声に瀬奈の目が開いた。



「帰ろう」



「シン……わたし 2時の飛行機を予約したの」



ゆっくり体を起こすとシンに言う。



「なんだって!?2時の飛行機!?」



あんなふうに倒れたのに今日日本へ帰るというのか?



そんな事はさせられない。



「セナ、今日は無理だ ゆっくり休むんだ 医者は疲れから過呼吸になったと言っていた」



お医者様は原因がわからなかったんだ……。



わたしがナイフ……もしくは包丁に尖っている物にトラウマがあることを。



瀬奈はギュッと目を瞑った。



刃物を想像するだけで意識が飛びそうになる。



「セナ、気分が悪そうだ 早く帰って休もう」



医師は帰って良いと言うが本当にそれで良いのだろうか。



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