君がいれば・・・②
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バサッ！


テーブルの上に新聞が乱暴に投げつけられた。



「まったく日本で何をしているかと思いきや！」



シンの祖父が苛立たしげに書斎のイスから立ち上がった。



「おじい様、落ち着いてください　血圧が上がります」



シンの兄ドンヒョクがなだめる。



「あいつはいつもわしに逆らってばかりおる」



「シンはおじい様を愛していますよ？」



祖父が孫の中で一番可愛いがっているのはシンだった。



口では何かと口うるさいがシンと絶交状態になってしまって落ち込んでいるのは祖父の方だった。



「いや、わしの事などちっともわかっておらん！」



血圧が上がりそうなほど怒りをあらわにしている。



「おじい様、少しは歩み寄ってください　そうでなければシンは永遠にパク家から出て行きますよ」



ドンヒョクの真剣な表情に祖父は顔をしかめた。





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