溺愛してます!狼先輩!!!
ガララ...ピシャ...

優音が出て行ったあと、
教室に戸の閉まる音が響き
俺はただの見せかけの
携帯を閉じた。


「俺、何やってんだろ・・・」


優音の気持ちが
自分に無いの分かってて
嫉妬したりしてカッコ悪すぎる。


しかもそのイライラ
全部ぶつけて。


明日会わす顔無いじゃん...



やっぱあいつに
気持ち一回ぶつけようかな。


そんな決意に近いものを
心に浮かべながら
ピアノをただ眺めたのだった───





















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