《完》愛さずにはいられない【BL】
 「どうしたの?碓氷」


 「え、あ…いや…//」


 俺の肩を抱く利遠の手をゆっくりと振り払う。


 「……」


 利遠はクスッと笑い…席に着き…俺に背を向けた。


 何気ない態度にいちいち…俺の鼓動は素直に反応してドキドキする。


 ダメだ……


 利遠に俺…変なヤツだと思われてる?


 どうして?


 梓遠と同じ顔なんだ!?


 意識しないでおこうーーー


 ともかく…平常心だ!!


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