《完》愛さずにはいられない【BL】
 場所にもソファーの座り心地にも満足の利遠。


 「……図書部の俺たちだけが知るヒミツの場所だから…あまり誰にも言わないで」


 「……お前…図書部なの?また…随分…地味なクラブだな~」


 利遠は足を広げて…座り…ソファーに凭れかかる。


 どこかの王様のような偉ぶった座り方。


 でも…似合っていたーー


 「ところで…碓氷お前……梓遠がスキなのか?」


 「!!!!?」
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