K・M ~カイとミワの恋物語~

「…アンタみたいなサイテーなヤツ、死ねばいいのよ!」

「……そんな…!!」

「そーだよ、アンタなんて死んじゃえ!」

囲んだ女子がわたしに暴言を吐く。

キモい、

ウザイ、

死ね、

と。

言いたいだけ言ったあと、女子たちはわたしをおいて去っていった。

そこに1つの影。

「あーあ、1人になっちゃったな」

「……ナオキ…!」

すべての根源の、ナオキ。

「どう?1人になった気分は」

「……最悪……」

「ははっ、だよな、今まで何の苦労もせずに幸せに育ってきたお前がいきなりこんな屈辱には耐えられねーよな」

「………」

どこまでもサイテーなヤツだと思った。

友達だと思ってたのに…。


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