【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下
「ホントに、とんでもない生徒会に入っちゃったね……今更ながら」


なんて言いながらもアッキー先輩の戦いから目が離せないでいる春風。


春風は元々見る専門で格闘技が好きだったわけだし、興奮もするだろう。


「あっ。間違えて入れちゃった。はっはー」


アッキー先輩の間抜けな声とは裏腹に、鋭い一撃が背中に入り相手はノックアウト。


「とりあえずこれで団体戦終わりなんだけどさー、葵と壮平、やるの?」


不本意ながら勝ってしまいましたな雰囲気のアッキー先輩は二人に問い掛ける。


「するよぉー!暴れたいしぃ!ボッコボコ、楽しみにしてたんだからぁ!」

「そうだな、とりあえず、ボコしたい気持ちに変化はねぇ」


…………こいつらサディスティック過ぎる。親の顔が見てみてぇ。
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