【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下



ってことで、土曜日の休日、連れてこられたのはあおちゃんの家が所有している山。


生徒会攻防戦……ならぬ、生徒会最強決定戦の会場だ。


私達は各自動きやすいウェアに身を包み、腹部に色の着いた水風船入りサポーターを装着している。


「ルールは簡単だ。最初の5分この場から散り、持ってるタイマーが鳴ったらスタート。その腹の風船が最後まで割れなかった奴の勝ちだ。武器を使っても何でもありだ。簡単だろ?」


「なんかサバゲーみたいで楽しそー!わーい!」


皆川会長の説明に興奮するあおちゃん。あおちゃんは戦いの時はいつでも楽しそうだ。


「丸腰だと春風にも勝てる気がしないから、俺には好条件」


そう言ってアッキー先輩が取り出したのは規格サイズより短い木製の薙刀。


わー、ヤル気だよ、この人ら。でも、スピードなら負ける気しないし、私にも勝機あり。


「各自タイマーセット準備いいか?……スタート!」


皆川会長の声に合わせ、腕に付けたタイマーを全員押し、全員その場から飛んだ。
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