一番星のキミに恋するほどに切なくて。《旧版》
「こういう時間…幸せだ」
蓮の言葉に目を見開く。
あたしと同じ事…思ってくれてたんだ…。
嬉しくなってあたしも笑顔を向けた。
「蓮と過ごす一日一日はあたしにとってどれも幸せだよ」
全てが大切な思い出。
そして明日、明後日と日を重ねる度に増えていく。
命が終わる恐怖より、明日くる幸せを楽しみに思えるようになった。
今なら…明日を恐れない。あなたと迎える幸せを楽しみに生きられるから…。