不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
ほんのわずかな沈黙が、ものすごく長い時間に感じられる。


あぁ~もう!!やっぱりあんなこと言わなきゃよかったよ……。


恥ずかしさと悲しさが一気に込み上げてくる。



「……ハハッ!!なぁ~んてねっ!!さっきのは冗談……――」


だから。


笑ってごまかそうとした時、あたしの肩に流星の長い腕が回って。


それと同時に唇に温かい感触が訪れた。


「……んんっ……――!!」


体をガッチリと固定されて、逃げ場なんてない。

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