不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「花音と付き合いたいって思う男は、この学校に数え切れないくらいいるんだよ。だからアイツは、花音を自分の女にして優越感に浸ってるんだろ」


「……そんなことないよ!!」


「でも、俺は違う。俺は昔から花音のことを知ってるし、花音の見た目だけが好きなんじゃない」


智也の言葉に、周りから黄色い声があがる。


あたしはその声をぼんやりと聞きながら、ふと考えた。



流星は……あたしのどこが好きなんだろう。


顔?それとも性格?それとも……体?


頭の中でグルグルと回る疑問。


智也はいまだに答えを出せずにいるあたしに追い打ちをかける。


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