不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「……――流星!!ちょっと待って!!」
下駄箱にいた流星に気付いて大声で叫ぶ。
流星はチラッと横目であたしを見た後、何も言わずに手元の靴に視線を移した。
「あたし……流星を信じてないわけじゃないの。ただ今は100%信じてあげられなくて……それで、えっと……」
やっぱり何を言うか考えておくべきだったのかも。
流星の横顔が強張ったのに気付いて、焦りが募っていく。
誤解されないように言葉を選ぶ余裕なんて今のあたしにはない。
ただ、この気持ちを分かってほしくて。
あたしは流星を信じていないわけじゃないんだよ。
それだけを伝えたくて。
それだけでも伝わって欲しくて。
下駄箱にいた流星に気付いて大声で叫ぶ。
流星はチラッと横目であたしを見た後、何も言わずに手元の靴に視線を移した。
「あたし……流星を信じてないわけじゃないの。ただ今は100%信じてあげられなくて……それで、えっと……」
やっぱり何を言うか考えておくべきだったのかも。
流星の横顔が強張ったのに気付いて、焦りが募っていく。
誤解されないように言葉を選ぶ余裕なんて今のあたしにはない。
ただ、この気持ちを分かってほしくて。
あたしは流星を信じていないわけじゃないんだよ。
それだけを伝えたくて。
それだけでも伝わって欲しくて。