不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「100%とか、意味わかんねぇよ」


「流星……」


流星は上履きを下駄箱に押し込みながら絞り出したような声でそう言った。


「それなら、花音は俺のこと何%信じてたんだよ」


「それは……」


何%かって聞かれても、答えようがない。


あたしはまた墓穴を掘ってしまったみたい。


100%信じられないっていうことは、結局流星を信じていないってことになる。


99%信じられても、残りの1%を信じられなければ意味がない。



「俺は何があっても花音を信じてる。いつだって100%、お前のことを」


「……――っ」


「でもお前は違うんだな」



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