不良彼氏と胸キュン恋愛【完】

アミは真っ直ぐあたしを見つめた後、フゥと息を吐いた。


「ごめん。お節介だった。だけど、なんか見てられなくて……」


「見てられない?……どういうこと?」


「智也の気持ちを思うと……ねっ?」


アミは「ごめんごめん。今のは聞かなかったことにして?」と付け加えると、ザワザワとうるさい廊下に視線を移した。



「……あっ。ケントと流星君だ」


「……――えっ!?どこどこ??」


慌てて廊下に視線を向けると、そこには女の子達に囲まれている流星の姿があった。



< 60 / 503 >

この作品をシェア

pagetop