不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
アミは真っ直ぐあたしを見つめた後、フゥと息を吐いた。
「ごめん。お節介だった。だけど、なんか見てられなくて……」
「見てられない?……どういうこと?」
「智也の気持ちを思うと……ねっ?」
アミは「ごめんごめん。今のは聞かなかったことにして?」と付け加えると、ザワザワとうるさい廊下に視線を移した。
「……あっ。ケントと流星君だ」
「……――えっ!?どこどこ??」
慌てて廊下に視線を向けると、そこには女の子達に囲まれている流星の姿があった。