好きでも、嫌いでもない


夜になって
パパが帰ってきて
明後日から俊ちゃんと
一緒に住むことを伝えた。


「そうか…
明後日からは,百合はいないんだな」


パパがしんみり言うから
私は,涙が出るのを我慢した。


「今まで…
ありがとうございました…」


私を育ててくれたこと
本当に感謝してるよ…
パパ…ママ…


「幸せになりなさい」


「うん…」


それからは,3人で
ご飯を食べて
他愛ない会話をして
のんびりした時間を過ごした。







< 82 / 91 >

この作品をシェア

pagetop