浮気な彼



自分がした事の重大さに、今更気付き

後悔した




「くそっ........!!.......」

「今からでも遅くねぇんじゃねーの?」

わかってる、本当は今すぐにだって駆け出したかった、



「でもアイツは雪乃は『距離を置こう』って..........」



「はぁ?お前ってそんな弱い奴かよ?.....全力で当って砕けて来い!!!」

そんな弱い俺の背中を、冬樹は全力で押してくれた



「砕けねぇよ!」


すると、冬樹はにっと口角を上げた、


「ははっ!........いってらっしゃい!」

「おうっ!........いってきますっ!!!」





俺は走った、

雪乃がいる教室へ













「蓮、頑張ってこいよ........?.....」

冬樹は勢い良く教室を飛び出た蓮の背中を見て、ぼそりと、呟く

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