銀河の流星
残る連中は流石に迂闊には手を出さない。

「こいつ、何か格闘技でもやってるのか?」

「気をつけろ、元冒険家の俺達がこんなに簡単にあしらわれるんだ。相当な使い手だぞ」

相当な使い手どころか、流星は人間ですらない。

が、そんな事をこの連中が知る筈もなく。

「二人がかりならどうだ!」

左右から同時に、二人の男が挟み撃ちで襲い掛かる!

流星は尚も星乃を抱き寄せたまま。

流石にピンチかと思いきや。

「うがっ!」

「ぎゃあっ!」

左右から襲い掛かって来た筈の男二人が、逆に左右に弾き飛ばされた。

目に見えない何かによって顔をはたかれたのだ。

「じ、神通力…?」

星乃が流星の顔を見上げる。

「いや」

涼しげな表情のまま、流星は星乃の顔を見た。

「尻尾だ。四本のうちの二本ではたいてやった」

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