ボクらのツバサ
最終話

伝わる想い



浅月の問いかけに一瞬、固まる俺―



「…えっ…と…」



彼女の問いかけに戸惑いながら口を摘むぐ。



(……自分の気持ち…伝えるべきか…?)



前に陵と話をした時“告白するつもりはない"と言った。



それは正直、今でも伝える気はない……





―でも、それはやっぱり自分から逃げているだけ?―




自分の気持ちを伝えて、彼女には別に好きな人がいて想いが伝わらなかったら…




自分が傷付くのが嫌で、だったら何もしないで見ているだけでいい…



< 184 / 200 >

この作品をシェア

pagetop