ボクらのツバサ


そして最終的には、クラス全体でシカトをする様になったのだった。



俺は…、前ほどではなくなったが、それでも最初のうちは浅月と話していたし、話しかけていた…



しかし、クラスでのイジメが、エスカレートしていくに連れて、浅月が距離を置くようになっていった…。



結局俺は“浅月の方が離れていったんだから、別にカンケーねぇ……"


なんて、自分の都合と…面倒くさいのは嫌だという、情けない言い訳を並べて、必要な事以外は、浅月と関わるのをやめた……。




浅月が1人、どんどん暗闇の中へ迷い込んでいるとも知らずに………




< 59 / 200 >

この作品をシェア

pagetop