泣かないで


繭はゆっくりと、優しく、

僕の頭をなで続ける。



少し顔をあげると

弟をあやすお姉さんのような目で僕を見る繭。





「先輩に告られて、嬉しいんだけど
 素直に喜べないって言うか
 なんて言うか…
 ねぇ、星夜?
 私どうすればいいのかな?」





……………あぁ、

本当に、本当の本当に

僕は君の眼中に入ってないんだね。






「……繭、すっごい楽しそうに
 いつも先輩の話してたじゃん。
 …それって、きっと、
 好きってことなんじゃないの?」
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