二重人格王子VS二重人格姫
なにか言われるかと思い優斗を見ると、きょとんとした顏で“こいつ”を見つめていた。



「……中川拓海、来るの遅い。遅すぎる!!」


“こいつ”…中川拓海に吠えるあたし。←あんたは犬か



「わりぃな。………ちょっと図書室行くぞ」


中川拓海は、優斗をチラリと見ると、あたしの手をとり歩き出した。


「はぁ!?ちょ、待ってよ!!」


さんざん裏庭であたしを待たせておいて、今度は図書室に行く!?



どんだけ自己中なんだこいつ(怒)

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