アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女


こうして、この街の一日が始まる。



夜の街はいつも見ていたけど、こうして朝歩くと色々なものが目に入ってくる。



道路の脇に落ちているゴミや古びたビルの壁。



小さな商店街や閉店になったお店。



夜には目に入らない、この街の姿。



ネオンばかりに気を取られて、どこに何があるのかなんて意識して見たことはない。



人って毎日暮らしていても、そんなものなんだなってふと寂しくなる。


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