【原作】妖精なアイツ
新居に着いて、
兄貴がぐったりする。



そんな兄貴をほったらかし、
部屋に荷物を運ぶ。



「じゃあ、
私学校戻るね。」


「あっ!うん!
ありがとう!」


のり姉は『また明日ね』と、
手を振って学校へと戻って行った。



そっか…
明日から学校やもんな…



次の日、
私はのり姉の勤める学校に編入した。



結構有名な私立高校らしいが、制服はセーラー服というのが納得いかない。



「えー、
今日からこのクラスの一員になる、桜井美希さん。
皆仲良くしろよ!」



熱血体育教師の様な担任の先生はそう紹介した。



「じゃあ、桜井。
左端の後ろの席に座って。」



先生がそう言うと、私は言われた席に向かった。
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