春は来ないと、彼が言った。




このまま、時間が止まればいいのに。




恢がわからない。


わたしを連れて行く理由もわからない。

この自転車の行き先もわからない。

今日は学校だってあるのに。


そんなことはどうでも良いやと、恢に全てを預けた。

寧ろ、わくわくしてるんだ。


そんなわたしは、きっと。

今、世界で1番の幸せ者だよね。



…ねぇ、恢。
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