シュガー × シュガー
そしてまた、チャイムとともに
再び扉が開いた。
「はーい、お疲れ様です。この時間は、適性の時間になります」
その声に顔をあげると、
「ねえ、玲美!さっきの運転手さんだよっ」
「えっ、まじ?」
この人、教官だったの。
そして、目があった。
あたしたちの方を見て
微笑んでいた。
ちょっと…確かにカッコイイかも。
あたしは必死に
教官の首からぶら下がっている名札を見た。
に…し、西野?
西野先生かあ…。
先生の指示で検査が終わり、
再び10分休憩がやってきた。