恋する魔女

初めての友人

すっかり季節も秋になり、公園の木々は赤や黄に衣替えをした。



ジュリアは薄ピンクのカットソーと、クリーム色のトレンチコートに身を包み、某喫茶店でミルクティーを飲んでいた。




あれからブライアンとは進展もなくキス止まり。




だが、職業に関しては嘘を突き通すことが出来ず・・・というかどっちみち嘘を言うのだが



今度は、某歯医者さんで受付として働いているということになっている。



仕事に関しては、魔法で頭に知識を入れたから困ることはないが・・・



「何で最初言ってくれなかったんだい?」



と聞かれたときには困った。



そんなことに答えられる訳もなく笑ってごまかしたが・・・。




とまぁ、進展はなくとも二人は二人のペースで上手くいっている。






< 34 / 217 >

この作品をシェア

pagetop