お隣りさんちの幼なじみ君



「何が?」


すっとぼけた様に、悠真は私を見た。


「迎えに来てくれたんでしょ…?」


「ああ、今朝は早く支度が出来たから。たまたま」


そう言いながら、リビングに戻る悠真の後を追う。


何がしたいんだろ…。


私…。


「なあ、未央。瞬司と付き合うんだな」


背中を向けたまま、悠真がそう言った。


「うん…」




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