うらばなし


マ「……」(ひらり)


骨「ぎゃあぁ、地面で指がああぁ!」


マ「……」(付き合ってられるか、ぷいっ)


骨「待てや、犬ぅ!人様を散々コケにしやがって――食らえっ、骨ぶーめらん」(ひゅーん)


マ「……」


骨「犬なら飛び付けやあぁ、皆さまの期待裏切んじゃねえ!飛距離も角度も速度も、犬が飛び付きたくなるもんじゃねえかっ。ポチ相手に鍛えた俺の技をするーたぁ、いい度胸だ。てめえの餌皿、どっくふーどの代わりにきゃっとふーどを入れんぞ、ごるあぁ!」


マ「……」ブチブチッ

骨「こっち向けや、犬!るーるるるっ、狐と同じ犬科なら反応すんだろう、犬ぅ!るんばを遊び相手にすんぞ、犬ぅ!」


マ「っっー」(犬犬と、こいつは)


犬「生類憐れみの令あっからって、調子ぶっこいてんじゃねえぞ、お犬さまよぅ!犬肉食う国に送って、焼いてやろうか、犬っころ、ェアーン?『しょうゆ』か『そーす』か『まよねーず』かは選ばしてやんよぅ、犬ぅ」


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