うらばなし

ーー

五十鈴「と、とと!何の音かと思えば、花火か。人騒がせな」

藤馬「なに、木に引っかかってんだ、お前は」

五「!!み、見るな、阿呆んだら!」

藤「たまには黒レース以外にしろよなぁ」

五「つっー!貴様っ!」(ジタバタ)

藤「ものの見事に引っかかってんな。阿呆んだらぁは、どっちだよバーカ」

五「ち、ちがっ!飛んでいたら、いきなり大きい音がして、思わず人型に……ど、どこか行け!」

藤「んな状態じゃ、フクロウになっても上手く飛べねえだろうなぁ?」

五「き、気合いで」

藤「力でどーこーすれば、怪我すんだろうなぁ?」

五「こ、根性で」

藤「抜けたとしても、真っ逆さまだろうなぁ?」

五「……」

藤「なぁ?」

五「もしもし、さざめきか?今すぐに来てほしいのだが」

藤「じょっとうだ、クソアマ!」(木蹴飛ばし)

五「なっ、枝が枯れーー!」(落下)

藤「てめえ、とことんムカつくな」

五「き、貴様、な、ななな、何をしている!」

藤「木から落ちた猿を受け止めただけだってーの」

五「さ、猿だと!」

藤「学習しねぇ、キーキー喚くだけのメス。お前にピッタリだろ、ええ、おい?」

五「とことんムカつくのは貴様の方だっ、いいから離せ、下ろせー!」

藤「俺は木よか抜け出せねえよ、阿呆んだら」

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