【完】私と息子に幸せをくれた人(中篇)
私が撮影してる時や、学校へ行ってる時は、マネジャーさんの、好子ーヨシコーさんが、零士を見てくれてる。

まだ30後半だと云うのに、「孫みたい」と言いながら、可愛がってくれてるんだ。



「ママ、高校を卒業したら、モデルを辞めて、零士と一緒に居るからね」



私は大人気なティーン雑誌の【Happy】で読者モデルをしている。

笑顔の可愛い専属モデルの中で、私はクールさを一面に出して来た。

けど、それが逆に良かったみたいで、人気は右肩上がり。

給料もそれなりに良い為、零士が幼稚園に入る3才までは、難なく暮らせる位の貯金も出来た。
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