嘘吐きな親友

[ミコトside]

大学から一目散に家へと帰る。

「ただいまぁ~」

私の声に反応した如月が走り寄る。

いつものパターン。
だけど、今日は違ってた。

「ミ、ミコトさまっ!大変です!!」

「どうしたの?如月」


何やら如月の顔が引きつってる気がするのは私だけ?


「由奈様のお宅に・・・」

「由奈の家に?」

「男が来ています!
それも若い男っ!!」

「はぁ??」
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