嘘吐きな親友
大急ぎで用意をして…ヒツジに連絡を入れる。

「京都駅で待っております」

ヒツジはそう言った。



ヒツジに無事、出会えたら…私の役目は果たせる。
ミコちゃんを一人にさえしなければ、それでいいんだ。

一番 早い新幹線に乗り込む。

ミコちゃんは冷静さを保ってるけど…
本当は、不安で不安で堪らないはず。
私だって…お母さんが倒れたら普通じゃいられないもの。
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