嘘吐きな親友
「大丈夫か?」

私ったら、いつの間にか気を失ってたの?
目の前にはよく知ってる顔が…。

「寝ぼけてんのか?
俺が誰か分かる?」

「祐介・・・」

「当たり!
で、大丈夫なのか?」

「ん・・・」

私は頷くしか出来ない。

「どうして祐介がここに?」

「電話しても出ねーから。心配になって来てやったんだぞ?
今日が日曜で良かったな。有難く思え」

「ん・・・」
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