踊れ その果てでⅡ<ケルベロスの牙>
 あの時の戒は死ぬ事を望んでいたせいでロクに食事もとっていなかったためだが、真仁は今の戒を見て内心ホッとしていた。

「ん、言い聞かせるのも大変だったよ」

「あはは」

 軽く笑った真仁に、少し険しい表情を浮かべる。

「戒は死なせないでほしい」

「!」

 眉を寄せて翼を見上げた。
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