MISSION〜ターゲットはキミの唇〜

〜雪〜

「ね。雪ちゃん。遊園地行きたい」


帰り道
華が突然言い出した

遊園地?
華…絶叫系とか乗るのか?
イメージできない

まぁ、でも…
華が喜ぶなら行ってもいいな


「遊園地?いーけど…いつ行くの?」

「今度の土曜日!」


土曜日…
バイトだな…

どうしよう…


「…だめ?」


華は無意識だろうけど
俺は、華の上目遣いに弱い

そんな顔で"だめ?"なんて聞かれたら、駄目なんて言えない


「…わかった」


シフト…
誰かに変わって貰おう…


「本当?!ありがとう!雪ちゃん大好きぃ〜♪」


本当に嬉しそうに笑う華

油断していた俺の心臓が大きく跳ねた

しかも、そんな笑顔で
"大好き"は反則だと思う

可愛い…
キスしたい…


やばい…
俺、負けるかもしれない
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