MISSION〜ターゲットはキミの唇〜
雪ちゃんの隣を歩きながら、言うタイミングを探す



チラッと横目で雪ちゃんの様子を見る

見ると視線がどーしても、雪ちゃんの唇にいく

恥ずかしくなって、顔を伏せる

また、雪ちゃんの様子を見る…



エンドレス…繰り返し…

先に進まないっ!

頑張れ私っ!!


「あ、あのねっ!雪ちゃんっ!」


立ち止まり、雪ちゃんを呼ぶ


「ん?」


同じく立ち止まってくれる雪ちゃん


「あ…あ、あのね」


キスしてほしいの

キスしたいの


口は動くけど
言葉が出ないっ!


「…華?」


ほら!雪ちゃんが不思議な目で見てるじゃん!

顔が熱い…心臓うるさい!
でも、頑張れ私!


「あっあのね!キ『石焼〜き芋〜お芋っ♪』」


最悪だぁ!

芋車に遮られた…
頑張ったのにっ

こんな恥ずかしい台詞2回も言えないよぉ!


「何?ごめん。聞こえなかった。もぅ1回言って?」


言えるかぁ!!

恥ずかしくて死ねるっ

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