MISSION〜ターゲットはキミの唇〜
華の教室にたどり着く

中を覗くと、華が自分の席で百面相をしていた

顔を赤らめてみたり
ため息ついてみたり
唸ってみたり…

華が…変


「…何、1人で百面相してるの?」


一人百面相をしている華に後ろから話かける


「あ。雪ちゃん!」


俺の存在に気がついた華が、満面の笑みで振り返った

顔が、ほんのり熱を持つのがわかる

それを隠すように、言葉を紡ぐ


「帰るよ?華」

「うん!」


俺の言葉に頷き、ちょこちょこと歩み寄ってくる

あー…
何しても可愛いな…こいつ

って思う俺は、かなり重症かもしれない
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