君の笑顔に恋をした
「…あ、俺お前とクラス一緒だわ」


中学からの友達、信司。


なんだかんだ言って頼れる友達だ。



「…本当だ。やったな」



「やったなって言ってる割には嬉しそうじゃねえな」


「だって、あの校長話し長すぎだろ…」



「だよな」


これからあの校長の話し…何回聞くんだ?


考えただけでも気が遠のく。



「あっ、わりぃ。今日この後用事あるんだわ。一緒に帰れねぇ」



「おう、分かった」


今日は一人で帰るのか。


駅までの道、迷わなきゃ良いけど…。
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