不良彼氏は正反対

「痛い?」

「まだまだ・・胸が痛いよ・・?」

「涙が止まるまで・・こうしといて
やる・・」

「ありがとう・・折原くん・・」

「ばーか・・愛斗だろ?恋華・・」

「・・・うん、愛斗・・」



ごめんね愛斗、

こんなに嬉しいことばっかされたら
涙は止まるどころか・・


どんどん出ちゃうや・・・。



それから、

あたしたちは・・花火を見るのも
忘れて


抱き合ったの・・・。




____帰り道。



「おかしいなー・・」

「え?」

「俺は・・恋華に幸せになってほしく
て別れたつもりだった」

「・・・なんで?愛斗が居ないと
幸せじゃないからっ!」

「だな・・やっぱ考えること・・・
いや他にも俺ら正反対だよな・・」

「う、うん・・」




そうだね、


別れて・・・いっぱいそう思った。

全然蜜輝ちゃんの方があなたに
近くて。

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