Don't touch me
僕の跳躍
外村好男は胸に手を当てた。



…おかしい。

ドキドキが止まらない。



もう彼女が保健室を出て、結構な時間が過ぎていた。



なのに。

『発作』は収まっていてもおかしくないのに。

堪らなく、ドキドキする。



保健室の扉が開く。

入って来たのは、流水だった。



「外村、大丈夫か?」

「ああ…」

「大丈夫そうには見えないけどな」



力無く笑う。



このドキドキは、何なんだ…?



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