ここから始まる4つの恋
「なら呼ぶなよ。俺にも俺の時間がある」

「・・・ごめん・・・でも!一緒にお茶でもしようと思ったの!どう?」

お茶・・・だと?

「いいぞ!さあお茶を出せ」

「もう、本当に落ち着きがないんだから」

そういって優衣さんの部屋に行く。中に入ってみるととても片付いていて優衣さんらしい部屋だ。部屋一つにしても性格ってでるんだろうな。

「へぇ結構片付いてるね優衣さん。きれい好き?」

「まあそうだけど!・・・てかそんなに部屋を見るな!」

優衣さんが頭を叩いてくる。

「痛ぇよ・・・」

「じろじろ部屋を見るからいけないのよ」

「悪かったって。もう叩くのやめろ痛い、痛い」

「しょうがないからやめてあげる」

えらそうだな。でも年上だし仕方がないというか、気にしたらだめというか俺にもよく分からないが言い返したらだめなのかもしれない。

「お茶するんだろ?」

「あ!そうだったそうだった。じゃあそこに座って待っててね」

クッションを指で指しながら言ったあと、優衣さんはキッチンのほうへ用意しにいった。


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